ブックサプライで子供の絵本を売ってみました。
成長とともに、購入してきた絵本たち44冊を古本屋に売りました。
この記事は、決して、古本屋の査定額を比較し、最高査定額を調べた記事ではありません。
ネット申し込みが出来て、集荷宅配で済ませられるところを探しました。
古本屋探し
重視したポイントは、以下の2つになります。
- 事前に、買取金額の「お試し査定」が出来るところ
- 自宅に集荷にきてくれるところ
なるべく、ゲームやCDがメインでないところを選びました。
最終的に選んだのは、以下の2店舗になります。
- ブックオフオンライン
- ブックサプライ
ブックオフオンライン
クリックすると、【ブックオフオンライン】のサイトに移動します。
「ブックオフ」に関しては、説明の必要がないほど知名度があるところだと思います。「ブックオフオンライン」は、文字通り、ネット買取窓口になります。
価格は、「ブックオフ」への店頭持ち込みと若干、違いがあるようです。
ブックサプライ
クリックすると、【ブックサプライ】のサイトに移動します。
「ブックサプライ」に関しては、正直知りませんでした。大阪の会社で、事前に査定できるところで検索して見つけました。
このキーワード「古本 買取 お試し査定」でGoogle検索すると、以下の3店舗などもヒットしました。
- バリューブックス
- あおば堂
- エブリブックス
「バリューブックス」が良いという記事も見かけましたが、漫画がメインの様に感じましたので、今回は止めておきました。
事前査定とは?
事前査定には、2種類あります。
古本を一旦送って査定してもらい、実際の査定価格で買い取りをするか否かを選択する方法。
バーコードを入力して、査定額を事前に把握して、買取申し込みをするか否かを選択する方法。
今回は、後者のバーコード入力による「お試し査定」にしてみました。
「お試し査定」という呼び方をしているサイトが多いように感じましたので、記事内でも「お試し査定」とします。
返送時の送料についての注意点
一度、古本を送っての査定の場合、金額が合わない場合は返送してもらいます。
基本的に返送してもらう場合の送料は自己負担になります。
「お試し査定」が出来るサイトも、郵送してからのキャンセルには、送料の実費負担があります。
こちらは、後ほど詳しく解説します。
お試し査定について
売りたい本のバーコードの数字をサイト上で入力して、おおよその査定額を事前に把握できます。
実際に古本を郵送する前に、ある程度の査定金額が分かるので、買取の申し込みをする際の判断材料にはなります。
「お試し査定」と余りにも差がある場合を除けば、そのまま、「買取・入金」とスムーズに手続きを行えることが多いと思います。
バーコードの数字入力について
バーコード入力は、大体、表紙後ろに付いている2段の上段バーコードの数字を打ち込みます。
結構、手間がかかります。
「ブックオフオンライン」も「ブックサプライ」もやり方は、同じになります。
大きな違いは、『本の状態を選べる』という事にあります。
「ブックサプライ」は、本の状態を4種類から選べます。
「新品」 「非常に良い」 「良い」 「可」
*本の状態については、コンディションガイドラインで確認できます。
「ブックオフオンライン」は本の状態を選べませんでした。
お試し査定の比較
「ブックサプライ」・「ブックオフオンライン」両方にバーコードの数字をいれた査定した結果は、以下の通りでした。
査定したのは、45冊の絵本になります。
「ブックオフオンライ」
6,141円 (39冊)
45冊中、6冊が在庫多数による買取対象でした。
「ブックサプライ」
「ブックサプライ」は、「非常に良い」と「良い」の2パターンを調べました。
「非常に良い」
4,976円 (44冊)
対象外は、1冊でした。
「良い」
3,768円 (43冊)
対象外は、2冊でした。
ちなみに、対象外の2冊のうち1冊は、「非常に良い」では、6円の少額査定が付いた本が、「良い」では対象外でした。
「良い」は、「非常に良い」の価格の75%程度でした。
比較結果
「ブックオフオンライン」の方が少ない冊数にもかかわらず、一番高い査定金額でした。
入力して感じたこと
「ブックオフオンライン」の価格は、全般的にかなり大まかに感じました。
何百円や何十円と切りが良く、おそらく「ブックサプライ」でいうところの「非常に良い」のランクに少し幅を持たせた査定価格ではないかと推測されます。
在庫の関係だと思いますが、同じ本でも両サイトの価格に差がありました。一方で高い査定であっても、もう一方では低いケースもありました。
※実際に「ブックオフオンライン」に送って査定をしてもらっていません。
おすすめ!絵本の保管方法について
特段、気を付けて扱ったり、子供の手の届かない場所に保管していたりという事はありませんでしたが、必ずやっていたことがあります。
購入した絵本の表紙はすぐに外し、綺麗な状態で保管していました。
写真の様になります。
全て保管していたつもりでしたが、 残念ながら、 何冊か紛失していました。
ちなみに、バーコードのほとんどが、表紙の後ろに印字されています。
表紙カバーのないタイプなどは、本の裏にシールとして張り付けてある場合もあります。
必ずチェック! 返送料金やキャンセルについて
筆者は事前に細かく調べず、『査定・申し込み』をしましたが、後からとても重要だと気が付きました。
よくある質問などから抜粋しながら、両サイトの特徴をお伝えします。
ブックサプライ
「ブックサプライ」の よくある質問からの抜粋になります。
送料無料って本当ですか?
査定合計金額が2,000円以上の場合は送料無料となります。
査定額が2,000円未満の場合は査定額から1箱につき500円引かせていただき、不足金額分については当社へお振込み頂きますのでご了承ください。
正直、こちらが支払うケースがあるとは考えもしませんでした。
査定金額に納得いかない場合、返送は無料ですか?
誠に申し訳ございませんが佐川急便着払いで送料お客様負担となります。(自動承認不可でお申込みいただくことが前提となります。)
『返送料金の目安に関しては佐川急便ホームページからご確認ください』との事でしたので、調べると、1,958円でした。
*大阪~関東圏への金額です。
宅配地域・ダンボールの大きさ・重さで調べました。
ブックオフオンライン
送料無料についての文言はありませんでした。
最初の申し込み時に、返送できるか否かをコースとして選ぶようです。
- スピードコース:返送はできません
- 返送コース:返送ができます
「ブックオフオンライン」のよくある質問からの抜粋になります。
送った品物の返却はできるのですか?
「返送コース」で申込みされた場合は、返却が可能です。お値段のつかないお品物のみご返却の場合には、承認時に、あわせて返却手続きが行えます。返却の送料はお客様に負担いただいています。送料は1箱1,300円前後が目安です。
返送時の送料なども事前に把握しておくべきだと思います。
結果。「ブックサプライ」を利用しました。
「ブックサプライ」に決めた理由は、2種類の価格帯を調べられたことで、査定価格を現実的に捉えられたことにあります。
「ブックオフオンライン」のほうが、対象外により、総冊数が少ないにも関わらず、査定価格が高かったことも理由の一つになります。
また、在庫多数により価格対象外になった絵本が多かったので、安い査定価格の本も、実際には値段が付かないのではないかとも考えました。
※「ブックオフオンライン」に実際に送っていないので、本当に高い査定なのかも知れません。
絵本を送る作業の流れ
ここからは、実際に申し込みから、振込までの過程を紹介していきます。
申し込みの流れについて
申し込みから、集荷までの流れになります。
「お試し査定」をする。おおよその査定額が出る。
↓
サイトから申し込みをする。集荷の日程も決める。
※初回の場合、ダンボールをお願いすることが出来ます。
↓
ダンボールに梱包をする。佐川急便が集荷に来る。
↓
到着メールが来る。
査定金額のメールが来る。
↓
金額を確認し、ログイン後「承諾する」を選択する。
↓
振込手続きメールが来て、入金される。
筆者の場合
- 日曜日に申し込みをして、水曜日にダンボールが来ました。
- 希望日の土曜日に、佐川急便が集荷に来ました。
- 月曜日に『到着メール』が来て、翌日、『査定金額』が出ました。
- すぐに承諾して、水曜日に、振り込みが完了しました。
本を入れるダンボールについて
「ブックサプライ」は、初回のみ、ダンボールを無料で配送してくれました。
「ブックオフオンライン」には、ダンボールの無料配送サービスはありません。
※一部、クーポンなどでの対応はあります。
届いたダンボールはこんな感じです。
幅44㎝×高さ23㎝×奥行31㎝になります。
正直、大きさは微妙です。無料だからと言って手放しでは喜べないと思います。
もちろん、もらえる物はもらっておきましょう。
実際に絵本を詰めた感想は、後ほどお伝えします。
ちなみに、買取申し込み時に、送られてきたメールにダンボールの詳細が載っていましたので、抜粋します。
以下、買取申込受付メールより抜粋。
『査定送付のダンボールの重さが30kgを超えないこと、また縦・横・高さの3辺の合計は140cmまでとします。』
『サイズ及び重量オーバーは弊社契約外サイズとなりますので受取拒否または査定金額より1箱につき実費2850円ずつ差し引かせていただきます。査定額が満たない場合は別途請求させていただきます。また「査定結果承認コース(自動承認不可)」であっても返送はすべて着払いになります。』
複数のダンボールで送る予定の場合は、事前に確認したほうが良いと思います。
ダンボールが2つになる場合は、『テープなどを使い、1個のダンボール(3辺、140㎝以下にする)にしてほしい』と明記されています。
ちなみに、ダンボール以外(紙袋など)はNGになります。
まとめ
ダンボールなどの3辺の合計は、140㎝以内で、重さは、30㎏未満。サイズや重量オーバーは別途費用を請求されますので、注意が必要になります。
実際に、44冊を詰めるとこうなりました。
無料ダンボールを使用して、絵本を詰めた後の様子はこんな感じになります。
44冊の絵本で、ギリギリでした。重さは、19,4㎏でした。
テトリスの様に、考えながら詰めたので、絵本の大きさにもよりますが、50冊前後の場合は、事前に、電話で問い合わせをお勧めします。
100円ショップで購入し、使っていなかった保護用のクッションを入れて隙間を埋めました。
本人確認の書類のコピーを一番上に入れて梱包終了です。
※サイト申し込み時に、確認書類をアップロードしている場合は、本人確認の同梱の必要はありません。
一言コメント
配送中の破損や紛失には、責任を負わないことやダンボールの隙間を 緩衝材(丸めた新聞紙等) 詰めることを推奨していますので、必ず何かで埋めましょう。
伝票持った佐川急便が集荷に来てくれました。
一言コメント
無料ダンボールをお願いした場合は、届くまでに数日かかるので、1週間程度の余裕をもって集荷の日を選ぶと良いと思います。
実際の査定結果
実際の価格は、5,050円(税込)になりました。
「ブックサプライ」の査定額は総額で表示されていました。
個々の絵本の査定金額は載っていませんでした。
なんと、「お試し査定」より、高くなりました。
※査定完了メール送信日より4日以内に 承認・返送 の手続きをしないと、買取承諾として手続きされてしまいます。
お試し査定より高かった理由は、1つだと思います。
表紙を保管しておいた事だと思います。
もちろん、落書きなどはしていませんが、かなり読み込んだ絵本も数冊ありました。
子供が小さいうちは、親が読み聞かせをするので、綺麗に保管することを心掛ければ、意外と高い査定が付くかもしれません。
ちなみに、びっくりするほど高い「お試し査定だった1冊」はこちらになります。
もしかしたら、こちらが更にプラスされていたのではないかと・・・。
また、当時人気があった本は、両サイトとも、在庫多数により買取対象外でした。
「お試し査定」のため、本を整理していると、子供の思い出も蘇り、なんだか捨てたくなくなる気持ちにもなりました。
思い出として、表紙が見つからず査定出来なかった絵本2冊を残すことにしました。
手元に残した2冊は、偶然にも頂いた絵本でした。
「ほんのきもちプロジェクト」の紹介
ブックサプライ チャリティ プロジェクト
「ブックサプライ」では、社会貢献の一環として、 買取方法で 『寄付』 を選ぶと、査定金額を連携している団体へ寄付するプロジェクトを行っています。
寄付提携団体は、世界の子どもたちにワクチンを贈る国際支援団体、難病と闘っている子どもたちの夢を叶える活動している公益財団法人 や 絵本文化推奨のため、専門家を紹介・派遣している NPO法人 などになります。
※査定金額が1000円に満たなかった場合も、経費などを差引いた金額が『寄付』となります。
電話対応について
ダンボールが届く日程などの確認のため、「ブックサプライ」に電話で質問をしました。
※フリーダイヤルではありません。
対応は、まずまずでした。
ちなみに、別件の質問で「ブックオフオンライン」にも電話しましたが、つながりませんでした。(コロナの影響もあるかもしれませんが。)
比較出来たら良かったのですが、このコロナ禍では仕方ないのかもしれません。
暫く、古本を処分する予定はありませんが、次は、「ブックオフオンライン」にお願いして比較してみるのも良いのではないかと思っています。
結論
1円でも高く売りたければ、ネットより何店舗に持ち込んで、比較査定するのが、効率が良いかもしれません。
ネット買取のメリットは、店舗に持ち込む手間を省けるところであり、金額に関しても、ある程度想定内であればOKとするのが良いのではないかと思います。
関連検索キーワードを閲覧すると、悪評などを調べている方が多くいるようですが、あくまで参考程度にして、不用品を処分するのに、お金が返ってきたと考える方が、無駄な労力を使わずに済むように思います。
送料や返送時の負担など、必要最低限の情報を必ず調べて、自分に合ったサイトを選ぶのが良いでしょう。