【2019年度】ブリーダー紹介サイトを解説いたします。
ブリーダー紹介サイトとは、ペットショップ・トリミングサロンなどを通さずに、全国のブリーダーから直接仔犬を購入できる情報サイトになります。比較的、規模の大きいサイトを紹介していきます。
最大のメリットは、仲介料が入っていないので、仔犬の価格が比較的安価になります。繁殖者と直接話が出来るのもポイントになります。
動物愛護法が変わり、直接、仔犬を確認しないといけませんので、希望の仔犬がご自宅から遠方の場合は、見学に行く手間と費用がかかります。
また、画像のみで購入を決めてしまうと、健康状態の悪い仔犬を購入してしまう可能性も否定できません。
サイトの特徴や押さえておきたい閲覧ポイントなども解説していきます。
第二弾 「ブリーダーナビ」
こちらをクリックすると、【ブリーダーナビ】のサイトに移動します。
概要
登録数 | 2019年5月末 現在 10未満切り捨て |
ブリーダー登録数 | 1,170件 |
仔犬登録数 | 2,190頭 |
登録犬種数(MIX犬含む) | 70犬種 |
人気犬種ベスト3登録数 | 仔犬掲載頭数 |
トイ・プードル仔犬 | 480頭 |
チワワ仔犬 | 280頭 |
ダックスフンド | 110頭 |
*チワワは、ロングコートとスムースコートの合計登録数になります。
*ダックスフンド(ロング・スムース。ワイヤー)は、スタンダードサイズ・ミニチュアサイズ・カニーンヘンサイズの合計登録数になります。
*JKCは、一般社団法人ジャパンケネルクラブの略で、血統書を発行している団体といえば、分かりやすいでしょう。
*日本では、国際畜犬連盟(FCI)により公認された344犬種(2017年7月 現在)のうち、約200犬種が登録されています。
仔犬の動画を投稿しているブリーダーが多く、 紹介サイトの中では規模の大きなサイトになります。運営会社も実績がある企業で、トリミングサロン検索サイトも運営しています。
付帯サービス内容
取引保証あり
代金支払い後に、仔犬を引き取れないなどのいわば詐欺行為があった時は、「ブリーダーナビ」が全額返金保証するものです。
*引き取りと残金支払いは、同時が理想ですが、銀行振り込みなどで前払いしている場合などは、安心できる制度になります。
医療補償について
医療補償に加入しているブリーダーから仔犬を購入した場合は、自己負担なしで、60日間の医療保険がついてきます。
補償期間は、仔犬の引き渡し日から30日間が医療費の100%の補償となり、31日目以降は50%の補償となります。
*ブリーダーが加入しているか否かは、仔犬検索画面の付帯サービス欄に専用アイコンが出ています。
*詳細は、購入を検討しているブリーダーに確認しましょう。
*60日超えた後も、保険料は自己負担になりますが、継続して医療保険に加入することも出来ます。
注意点
*対象となるのは引き渡し時点で2歳未満の販売犬となっています。
*「ブリーダーナビ」では、成犬の販売も行っています。
成約特典
総額1万円相当の成約特典「ワンちゃんお役立ち BOX」がもらえます。
申請には、会員登録が必要になります。
- ロイヤルカナン社製のフード
- 歯磨きセット
- 消臭剤
- ウェットティッシュ
- 爪切りセット
- ラバーブラシ
リニューアルした成約特典プレゼントキャンペーンは、2019年11月6日からスタートしています。
特典内容は、好みに左右される事なく活用できるグッズに変更になっているように思います。
*「ワンちゃんお役立ち BOX」は、ロイヤルカナン社から直接送付され、2週間程度で届くようです。
*以前の成約特典「スターターキット」キャンペーンは、2019年11月5日で終了しています。
(2019年11月11日に、記事内容を一部修正・追記しました。)
便利なサービス
・LINEで仔犬探しを相談できます。
仔犬の最新情報もいち早く得られますので、活用すると良いでしょう。
・血統書 の見方の解説が載っています。
*例題は、社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の血統書になっています。
一言コメント
スターターキットのロイヤルカナン社製のフードは、比較的多くのブリーダーが使っているメーカーになります。同じものを仔犬が食べていた可能性が高いので、成約特典のフードは活用できると思います。
筆者の経験上、涙やけしてしまう犬も多いので、涙やけが気になる場合は、早期に別のメーカーに切り替えましょう。
仔犬が別のメーカーのフードを食べている場合は、しばらく同じメーカーを食べさせてから、ロイヤルカナンも含め、仔犬に最適なフードを探しましょう。
具体的な仔犬購入の流れ
*準備が出来ている場合は、見学当日に引き渡しは可能です。
*見学をして購入が決まった場合は、引き取り時に空輸対応できるブリーダーもいます。
動物愛護法の改正により、犬を購入する場合は必ず「現物確認」と「対面説明」を受ける必要があります。時間には、余裕持って伺いましょう。
仔犬の「現物確認」を出張対応してもらえるブリーダーもいますが、必ず犬舎に見に行きましょう。遠方で見学することが不可能であれば、その仔犬は縁がなかったと思い、諦めましょう。
利用上の注意事項の抜粋
- アニマライフIDの登録が必要になります。
- 「ブリーダーナビ」から手数料を請求させることはありません。
- ブリーダーのアドバイスをよく聞きましょう。
- 見学は1日1件までにしましょう。
- 見学をした仔犬は、購入を見送る場合でも返事をしましょう。
- 引渡しや支払い方法などは、ブリーダーに確認しましょう。
仔犬情報の閲覧ポイント
仔犬閲覧画面に従って解説していきます。
(実際のスクロールと違う可能性があります。)
子犬詳細情報
下記のような情報が画面の上部右側に出てきますので、まずは、仔犬の情報を得ましょう。
価格・性別・生年月日・販売状況のステータス(販売中・ 商談中・成約済み) | |
犬種 | |
毛色 | |
見学地 | |
犬舎見学の方法 | |
子犬の血統書 | |
更新日 | |
付帯サービス |
写真の閲覧ができ、動画を載せている場合もあります。まずは、基本情報を把握しましょう。
*ブリーダーナビは、比較的動画を載せている仔犬が多い印象を受けます。
写真では、分からない仔犬の雰囲気が確認できるので、必ずチェックしましょう。
おすすめポイント
ブリーダーからの紹介文は全文必ず読みましょう。
仔犬のセールスポイントが載っていますし、ブリーダーからどれだけ愛情を受けていたかも推測できます。
ブリーダー独自の成約特典などを記載されている場合があります。
子犬の詳細情報を開く ✙
仔犬について
ワクチン情報などが載っています。
お引き渡しについて
引渡し機関・引き渡し方法と送料の情報が載っています。
〇〇(犬種名)の情報を開く ✙
一般的な犬種の性格や成犬のサイズなどの情報が載っています。
*こちらの情報は、記載されていない場合があります。
ブリーダーナビの特典情報を開く ✙
安心の取引保証と成約特典プレゼント(スターターキット)の情報が載っています。
ブリーダーの基本情報
ブリーダーの名前・プロフィールなどが載っています。ブリーダー評価も読んでおきましょう。
動物取扱業登録番号も閲覧できます。動物愛護法に基づく表記になりますが、「ブリーダーナビ」で詳細は管理していると思いますので、目を通しておく程度で構いません。
忘れがちな確認事項
生体保証
ブリーダーによって生体保証の内容は、異なります。
基本的に、子犬情報ページに記載されていませんので、 必ず、ブリーダーに確認しましょう。とても重要な事柄ですので、遠慮せずに問い合わせましょう。
ワクチン代の有無
出来るだけ、1回目のワクチンは、引き取り前に打ってもらいましょう。
ワクチン情報は、仔犬情報ページに載っていますので、購入が決まったら、引き取りまでに、ワクチンを接種しておいてもらいましょう。
有料になるケースがありますので、予算に組み込んでおきましょう。
予約金と支払い方法
予約金や支払い方法は、ブリーダーによって異なります。
基本、予約金や支払い方法の情報は載っていないので、必ず確認しましょう。
銀行振込やクレジットカード払いを選択しているブリーダーが多いと予想されます。
見学の時に予約金を支払い、引き渡し時に残金を支払うのが理想です。
押さえたい必須ポイント
仔犬を予約する前に、以下のことを調べておきましょう。
- ブリーダーとしてのキャリア
- 今までの販売してきた仔犬の画像
- 取扱犬種の数
「ブリーダーナビ」のプロフィール以外でも調べましょう。検索エンジンでブリーダーの名前を検索してみると、様々な情報が得られる場合があります。
犬舎のwebサイト・犬舎ブログ・Facebook・ InstagramやTwitterなどを閲覧できることもあります。
みつけたら、必ず目を通しましょう。
ブリーダー自身のキャリアや犬舎の様子などをより把握できます。
また、過去の仔犬の画像から、ブリーダーの仔犬のタイプが把握できます。
webサイトやSNSに載っている成犬の写真を見れば、大きさやどんな雰囲気の成犬になりそうかなどの予想もつきやすいでしょう。
もしかしたら、母犬や前の兄弟の写真なども閲覧できるかもしれません。
但し、多犬種扱っているブリーダーでは、自ずと情報量も少なくなります。あまり、たくさんの犬種を扱っているブリーダーは極力避けましょう。
ブリーダー自身のサイトから、仔犬を購入できる場合もあります。いろいろ特典が付帯していますので、 最終的に購入するのは、「ブリーダーナビ」からで構いません。
「トイ・プードルのサイズについて」
最近、小さいサイズのプードルが人気です。
「ブリーダーナビ」では、犬種欄に、タイニープードル・ティーカッププードル・トイプードルと区別されています。
*血統書では、すべてトイ・プードルとなります。サイズを保証するものではありませんので、注意が必要になります。
ちなみに、JKCの正式サイズは、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4サイズとなっています。
トラブルになりやすい要素なので、JKCでも、サイズについての記事があります。詳細を知っておきたい方は、事前にご一読下さい。
JKCの【公式サイトの記事】に移動します。
成犬サイズについての希望は、ブリーダーに必ず、問い合わせてください。
一言コメント
「ブリーダーナビ」の特徴の一つに、成犬の登録数の多さがあります。同系サイト「みんなのブリーダー」が10頭程度に対して、50頭以上の登録数があります。(2019年5月末日 現在)
「ブリーダーナビ」ホーム画面下部のおすすめ特集にも2歳~8歳の成犬特集として紹介されています。
販売価格が、5万円以下の成犬もいますので、’仔犬は小さすぎて少し不安’なんて感じている方は、検討の価値があると思います。
単純に、売れ残ったケースもありますが、何らかの目的でブリーダーの手元に残しておいたケースもありますので、詳細を問い合わせると良いでしょう。
*成犬とは、2歳以上8歳未満の販売犬を指します。
*成犬は、医療補償・取引保証・スターターキットの成約特典の対象外となります。
体調管理に気を使う心配が最小限で済んだり、 時として、トイレのしつけが終わっていたりと成犬ゆえのメリットもあります。
気になる成犬を見つけたら、ぜひ見学に行ってみましょう。
まとめ
ブリーダー・仔犬ともに登録数では、最大級になります。 動画が多く、成犬の登録数も多いサイトになります。
仔犬を画像だけで判断するのは、とても難しいことです。動画も閲覧できると、より雰囲気が把握しやすいでしょう。
ただし、画像や動画のみで購入の決断をせずに、必ずブリーダーの犬舎を訪問しましょう。直接、ブリーダー会って、仔犬を見学してから、購入を決めましょう。
不明な点は些細な事でも問い合わせると良いでしょう。
「ブリーダーナビ」で気に入った仔犬は、同系サイトにも登録されているケースもあります。各サイトで情報の公開の仕方は違いますので、出来るだけたくさんの情報を集めましょう。
たくさんの情報を集め、最良の決断をしましょう。
以上、全国ブリーダー紹介サイトの解説 第二弾でした。