自宅に来る前に準備すること

木でできた家のオブジェの写真

仔犬の受け入れ準備をする

まず、仔犬が自宅に来る前に、受け入れ準備としてやるべきことがあります。

以下が必要なStepになりますので、順を追って解説していきます。


  • 仔犬の場所を決めよう
  • 部屋の掃除をしよう
  • 必要なものをそろえよう
  • 獣医を探そう
  • サロンやショップを探そう


Step 1 仔犬の場所を考える

仔犬が来たら、まずサークルで管理します。自宅のどこにサークルを置くかを事前に考えておく必要があります。


一番、重要です。


確保する広さは、大体横幅120㎝×奥行75㎝の広さになります。サークルが、90㎝×60㎝なので、左右と奥にプラス15㎝程度のスペースを取るイメージです。サークルの前には、モノを置いたりしません。もちろん、それ以上確保出来ればより良いです。


おすすめの場所は、リビングになり、出来ればリビングのどこからでも仔犬が視界に入る場所がベストになります。


理由は、生活しながら、常に仔犬の様子を観察できるからです。わざわざ、見に行く手間は省いておきましょう。後で、サークルの配置換えをすることになります。


こんなイメージになります。

リビングのTV横に仔犬の場所を確保したイメージ図


良い例と悪い例の比較

良い例と悪い例の解説をします。


下記のようなリビングの場合、仔犬の位置は、TVの横になります。


TV横に仔犬の場所を確保したリビングの展開図

良い例

仔犬のサークルの設置場所は、この位置が一番良いです。

この位置だと、ソファ・ダイニング・キッチンのどこからでも、仔犬の様子が視界に入ります。普段の生活をしていて、何となく常に視界に入っているのが理想です。

ちなみに、”TVの音がうるさくて仔犬が落ち着かないのでは”などは、気にしなくて良いです。(詳しくは、【仔犬に来たら】のページで解説しています。)


「✔」が3か所入ったリビングの展開図

悪い例

「✔」の入った場所は、死角になります。窓際の室温調整の難しい場所なので、不向きです。

こちらは、悪い例です。「✔」の入った場所は、死角になっていたりします。また、窓際は、室温の変化が激しいので、避けるべきです。寒暖の差は、仔犬の体調を崩しやすい環境になります。また、カーテンもいたずらの対象になります。


Step 2 片付けと掃除をしよう

場所が決まったら、サークルを置く場所の周りにあるものを片付けましょう。


出来るだけ、余計なものは排除しておきましょう。必要であれば、家具の配置を替えましょう。


お子さんがいる家庭は、赤ちゃんの頃にリビングを片付けたのと同じイメージです。コンセントストーブなど危険なものには、近づけないようにしましょう。

ゲートなどを使って、間仕切りすると便利です。


フローリングや床の掃除もしておきましょう。


仔犬を管理するサークル周りは、必ず汚れてきます。先に綺麗にしておきましょう。念のためと、バルサンなどを炊く方もいますが、市販のペット用消臭スプレーやお掃除スプレーで構いません。無ければ、アルコールスプレーでも結構です。


Step 3 必要な犬具をそろえよう

最低限のものをリストにしました。仔犬を購入するショップやブリーダーで用意してくれるものもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

ショップやサロンで仔犬を購入する場合は、下記の必要グッズは大体用意してくれます。


最初に用意するグッズ


ペットシーツサイズが3種類ありますが、おすすめは、スーパーワイド(サークルと同じ大きさ)とワイドシーツ(サークルの半分)の2つあると、便利です。
食器プラスチック製のモノは避けましょう。仔犬は、食器を齧りますので、衛生上おすすめしません。ステンレス製陶器が良いでしょう。最初は、お水も同じ食器であげるので、1つあれば十分です。
ドッグフード

まずは、今まで食べていたフードを選んでおきましょう。自宅に来て、2週間程度経ってから、希望のフードがあれば変更しましょう。(詳しくは、【食事のあげ方】のページで紹介しています。)

お手入れ用品コーム・ブラシ・ブラッシングスプレーなどのお手入れグッズになります。犬種によって、使う道具も変わってきます。
掃除スプレー消臭効果のあるペット専用がおすすめです。舐めても安全なものを選びましょう。
キャリーバッグ

プラスチック製のクレートでもキャリーバッグでもどちらでも構いませんが、クレートにしておくと、自宅でクレート・トレイーニングに活用できます。

小型犬であれば、一般的には、Sサイズで十分です。仔犬を引き取りに行くときやワクチンなどで動物病院に行くときなどに使います。

おすすめ便利グッズ


  • 専用のごみ箱
    • 意外と便利です。使用済みのシーツなどは臭いますので、蓋付きが良いでしょう。5リットル位のごみ袋に入れてから捨てるとより臭いも抑えられるので便利です。
  • トイレトレー
    • サークルを外した時のことが考えれば、最初から用意しても良いかもしれません。但し、いたずら防止の編み目つきのタイプは、おすすめしません。仔犬は、足裏の感覚でシーツを認識しています。トイレトレーニングの妨げになります。*トレーを使う場合は、レギュラーシーツになります。
  • ゲート
    • キッチンや階段など行動範囲を制限するためや仔犬の安全確保に必要になります。サークルトレーニングが終わっても、長く使えるので用意しておくと便利です。設置場所によって、様々なタイプが選べます。


必要に応じて、揃えるもの


  • サークルの屋根
    • 標準で付属しているタイプもありますが、仔犬が飛び出なければ、管理上は、無いほうが楽です。犬種にもよりますので、仔犬購入時に、屋根の必要の有無を確認しておくと良いでしょう。
  • ウォーターディッシュ
    • サークルに引っ掛けて使う水のみ容器になります。いつでも水分補給が出来るので、管理状況によっては必要になりますが、最初の段階は、食器であげることをおすすめします。
  • バギー
    • キャリーバッグクレートの代わりに使用する方もいます。高価なものになりますので、使用シミュレーションをしてから検討しましょう。
  • コルクマットやペットマット
    • フローリングの滑り止め用マットになります。大型犬の場合は、必要になりますが、小型犬の場合は、基本的に必要ありません。フローリングとトイレシーツの2つの足裏感覚のみのほうが、トイレトレーニングはうまくいきます。但し、床がじゅうたんの場合は、あると便利かもしれません。


インターネット通販サイトについて


インターネット通販を利用して、グッズを購入するのは、2回目以降にしましょう。

出来るだけ、初回は実店舗で購入しましょう。


念のため、ペット専門の通販サイトを幾つかご紹介しておきます。



【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】


ペット用品ならアイリスオーヤマ公式【アイリスプラザ】



商品選びにも慣れてきたら、アマゾンや楽天市場などを利用しても良いでしょう。


調べ始めておくと良い2つの場所 

・動物病院

動物病院のイラスト

ショップなどで購入すると、紹介してもらえることが多いですが、必ずしも近隣とは限らないので、事前に、情報収集は必要になります。お散歩している近所の飼い主さんに聞いたり、近隣のサロンやショップに聞いたりしておくと良いでしょう。


出来れば、2つぐらいの動物病院の情報を得ておくと良いでしょう。


まずは、混合ワクチンや狂犬病の注射で行くタイミングがありますので、実際にお付き合いする病院は、行ってみてから決めましょう。(詳しくは、【動物病院】にて解説します。)

・トリミングサロンまたはショップ

ペットサロンのイラスト

こちらも、早くから情報収集していて損はないでしょう。まず、ネットなどで近隣のサロンやショップを検索してみましょう。


Webサイトなどで調べた後は、実際に足を運んでみましょう。


トリマーや店員と話をしてみると良いでしょう。販売している商品をチェックしておくことも忘れないようにしましょう。


良いサロンやショップとの付き合いは、動物病院同様に、今後とても重要になります。仔犬購入店舗が近ければ、そちらがベストでしょう。


まとめ

ステンレス製の鉢に花が植えてある写真


基本は、ブリーダーや購入店舗で、ある程度説明を受けると思いますので、あまり構えずに楽しんで準備をして良いでしょう。


用品もあれもこれもと揃えすぎて、結局、使用せずに終わってはもったいないので、必要に応じて買い足していくのが良いでしょう。Amazonなどで注文すれば、すぐに届きますし、用品を買い足す時に、サロンやショップのプロの方と話をするのも良いでしょう。




助言するめ
いよいよ念願の仔犬との生活が始まるよ。
 
つちだま君
楽しみでワクワクです。




次は、【仔犬が来たら】を詳しく解説します。